新NISAの非課税のメリットを活かすなら、取引手数料の安い証券会社で口座開設するのがベストです。
当記事では、新NISAの口座開設先として人気の高い証券会社3社を挙げ、各社を選ぶ際のポイントを紹介しました。
各社ともに強みは異なるので、ぜひ自分にとって最適な証券会社で新NISAを始めてみましょう。
新NISA制度の全体像を知りたい人はコチラを読んでください。
新NISAの口座開設はどこの金融機関でもできる

基本的には、銀行や証券会社であればどこでもNISA口座を開設できます。
ただし、銀行では証券取引の仲介や販売を行うことが制限されているため、NISA口座を開くなら証券会社がおすすめです。
NISA取引における銀行と証券会社の違い
銀行と証券会社の業務は、「銀証分離」の原則により法律で分離されています。
つまり、証券会社の方が投資できる商品の幅が広いということです。
銀行 | 証券会社 | |
---|---|---|
投資信託 | 〇 | 〇 |
個別株式 | ✖️ | 〇 |
上場投資信託(ETF) | ✖️ | 〇 |
不動産投資信託(REIT) | ✖️ | 〇 |
上記の通り、証券会社であれば全ての金融商品に投資できます。
そのため、成長投資枠を有効活用したい場合は、証券会社でNISA口座を開くことがベストなのです。
新NISA口座を開設するなら、手数料の安い「証券会社」がおすすめ!

NISAは投資益に税金がかからないからこそ、手数料の安い金融機関を選択するべきです。
NISA取引に関係する手数料は以下が挙げられます。
新NISA口座の開設に人気が高い「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」における、それぞれの手数料の設定は以下のとおりです。
手数料の種類 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|
購入手数料 | 無料(一部商品除く) | 無料(一部商品除く) | 無料(一部商品除く) |
売却手数料 | 無料(一部商品除く) | 無料(一部商品除く) | 無料(一部商品除く) |
信託報酬 | 商品に依存 | 商品に依存 | 商品に依存 |
口座管理費 | 無料 | 無料 | 無料 |
配当金の再投資手数料 | 商品に依存 | 商品に依存 | 商品に依存 |
外貨交換手数料 | 競争力のあるレート | 競争力のあるレート | 競争力のあるレート |
3社ともに「売買手数料が0円」になっているため、新NISAを始めるのに最適な証券会社だと言えます。
特に3社の中では、取引銘柄の多い「SBI証券」が最もよくおすすめされています。取引銘柄の選択肢が広いと、それだけNISA戦略の幅も広がるからですね。
新NISAの口座開設は「SBI証券」が最も人気が高い!

新NISAの口座開設先で最も人気が高いのは「SBI証券」です。
SBI証券は日本の大手オンライン証券会社の代表格であり、「ゼロ革命」と題して売買手数料を無料にした先陣的な存在でもあります。
SBI証券に続く人気の証券会社として、「楽天証券」と「マネックス証券」が挙げられますが、3社ともに売買手数料が無料なのは共通しています。
それを踏まえた上で、各社を選ぶポイントは以下の通りです。
以下にて、各3社の取引銘柄の情報をまとめてみました。
証券会社 | 国内株式 | 米国株式 | 投資信託 | ETF | 外国株式(米国株を除く) | 債券 | FX | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | ◎(豊富) | ◎(豊富) | ◎(豊富) | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | 金、先物・オプションなど |
楽天証券 | ◎(豊富) | ◎(豊富) | ◎(豊富) | ◎ | ○ | ○ | ○ | ポイント投資、金・プラチナなど |
マネックス証券 | ○ | ◎(業界最多) | ○ | ○ | ◎(中国株含む) | ○ | ○ | 金、私募ファンドなど |
○:取扱っているが、特筆すべき強みとしているわけではないことを示す。
表で見ても、SBI証券が全体的に優れていることが分かります。
楽天証券はSBI証券よりもラインナップが抑えめですが、楽天ユーザーなら利用するメリットはあるでしょう。
そしてマネックス証券は、米国株系に強みを持っています。
外国株式に重点を置くならマネックス証券は良いですね。
【まとめ】新NISA口座を開くなら、「手数料の安い証券会社」がベストです

新NISAは非課税なので、手数料の安い証券会社で口座開設するのがベストですね。
特に「SBI証券」は手数料が安い上に取引銘柄が多いため、お勧めできます。現状では、新NISAの投資枠を最大限活用できるのはSBI証券だと言えるでしょう。
勿論、当記事で挙げた3社はそれぞれ独自の強みを持っています。それらを考慮した上で、自分に最適な証券会社を選んでください。
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